牛頭天王– tag –
-
参考書籍・おすすめ書籍
数少ない牛頭天王の本「牛頭天王信仰の中世」
先月、移住元の北九州市に行った時、大型書籍販売店で見つけた「鈴木耕太郎著 牛頭天王信仰の中世」を購入しました。 「神でも仏でもなく、中世に突如顕われた牛頭天王の謎に満ちた信仰世界を中世神話の視座から読み解き、その深層へと迫る注目の書。」 ... -
古代史の謎
熊野磨崖仏に隠された「薬師如来」の謎:牛頭天王と消された信仰の系譜
今回は、大分県豊後高田市の熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)にある大日如来像が、当初は薬師如来として造立された可能性が高いという説に着目し、その背景に隠された古代信仰の変遷を考察します。 この「薬師如来」というキーワードは、着目してきた牛頭天... -
古代史の謎
牛頭天王の総本宮「廣峯神社」が姫路に鎮座する謎:藤原氏(中臣氏)と龍神信仰の交点か?
疫病除けの神として知られる牛頭天王(ごずてんのう)の総本宮、廣峯神社(ひろみねじんじゃ)が、なぜ兵庫県姫路市というこの地に鎮座するのか、という疑問は、その信仰の広がりを考える上で重要な論点です。 この素朴な疑問に対し、これまでに集めてきた... -
古代史の謎
姫路と国東半島に共通する「鬼会」の謎【牛頭天王と荒神信仰】
日本の各地には、恐ろしい「鬼」の姿を借りて五穀豊穣や無病息災を祈る祭礼が伝わっています。 中でも、姫路(播磨国)と国東半島(豊前・豊後国)という遠く離れた地域に残る「鬼会(おにえ)」と呼ばれる火祭りには、類似した特徴が見られます。 この共... -
古代史の謎
【陰陽一体の神々】菊理媛と句句廼馳神、瀬織津姫と牛頭天王が織りなす古代信仰の対
前回の記事で、句句廼馳神(くくのちのかみ)やスサノオノミコト、饒速日命といった神々の繋がりを考察しました。 今回は、この「対」という視点に焦点を当て、句句廼馳神と菊理媛(くくりひめ)、そして瀬織津姫(せおりつひめ)と牛頭天王(ごずてんのう... -
古代史の謎
牛玉宝印の「玉」は、豊玉姫を示しているかもしれないという仮説
英彦山にある豊前坊高住神社で手に入れた、印象的な御札があります。 その名前は「牛玉宝印(ごおうほういん)」。 火難除けや盗難除け、厄除け、さらには誓約の証としても使われてきた、いわば“最強の護符”とも言われている存在です。 高住神社では「英彦... -
古代史の謎
滝ノ宮(瀧宮)と牛頭天王信仰、そして「消された繋がり」とは?
地域の史跡を巡る中で特に興味を惹かれたのが、「滝ノ宮(瀧宮)」の存在です。 特に、豊前(ぶぜん)の八坂神社の謎を追ううちに、上毛町垂水(たるみ)にある八坂神社の前身が、かつて「瀧ノ宮牛頭天王(たきのみやごずてんのう)」と呼ばれていたことを... -
古代史の謎
牛頭天王(スサノオ)と瀬織津姫の関係、そして「隠された神」の真実を追って
日本の神話や信仰を深掘りする中で、歴史の表舞台から姿を消した謎多き女神、瀬織津姫(せおりつひめ)と、疫病鎮守の神である牛頭天王(ごずてんのう)の間に、機能的な関連があった可能性が浮かび上がってきました。 特に、豊前地域に残る神仏習合時代の... -
古代史の謎
なぜ中津市や宇佐市に八坂神社が多いのか? その背景にある牛頭天王信仰とは?
福岡県豊前市周辺の地域を巡る中で、京都では総本社が一箇所であるにもかかわらず、中津市や宇佐市、豊後高田市といった豊前地域に八坂神社が非常に多いという事実に気がつきました。 祇園信仰の源流と豊前への伝播 全国に約3,000余社ある八坂神社は、疫病... -
古代史の謎
高龗神と闇龗神は一対の龍女神、市杵島姫命と瀬織津姫?(ミズハノメノカミ)。宮崎県の古社の伝承
「神と神社に注目すると、文献だけでは見えないものが見えてくる。」これは静岡理工科大学・矢田浩名誉教授の言葉ですが、「豊のくにあと」を運営しながら各地を巡る旅の中で、私はこの言葉を何度も実感してきました。宇佐市の高家神社で見た宗像地方との...
12



