豊前市に移住する前、北九州からたまに国東半島へ旅をしていた。
あの頃はネットの情報量も今ほど無かったし、土地勘も無かったしで、長崎鼻の菜の花スポットとか分かりやすい場所に行くことが多かった。
それが移住してから国東半島への距離が近くなって、ようやく色々な場所に行けるようになってきた。
先日訪れた天念寺は二度目だ。
天念寺は以前水害で建物が流され建て直されたそうだが、天念寺の伽藍を構成していたとされる講堂と六所権現社(現・身濯神社)は残っている。
よく知らずに初めてやってきた時は、岩窟に社殿が背後の岩壁に埋め込まれている景色に圧倒されたことをよく覚えている。
久しぶりに訪れた天念寺エリアの新緑はまだ鮮やかで、ツツジに似たピンクの花と、紫陽花が綺麗だった。
お寺や神社は季節折々の花を見ることができるので、カメラを持参する楽しみが大いにある。
あまり時間が無かったのでInstagram用にと思って縦写真ばかりになってしまった。
スマホで見るなら縦のほうが迫力が出るので、どちらが良いとは言えなくなってきたけど。
参考
六郷満山の中山本寺である天念寺は、養老2年(718年)仁聞菩薩によって開基されたといわれ、平安・鎌倉時代には修厳と祈願の寺院として栄えました。
天念寺の伽藍は、本堂・庫裡・講堂・六所権現社(現:身濯神社)などからなっておりましたが、本堂と庫裡は昭和16年10月1日の集中豪雨で流出してしまい、現在は講堂と六所権現が残る形となっております。
また、この寺では、毎年旧正月に「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」と呼ばれる行事が行われ、一年間の五穀豊穣や無病息災を祈ります。
天念寺があるここ一体は、奇岩がそびえ立ち「天念寺耶馬」と呼ばれています。写真は、修正鬼会の舞台となる天念寺講堂で、中には薬師如来坐像が鎮座しています。講堂の右となりには身濯神社(みそぎじんじゃ)が祀られており、身濯神社と講堂は廊下で繋がっています。
豊後高田市公式観光サイトから引用
天念寺の情報
〒879-0731 大分県豊後高田市長岩屋1152