移住してからたまに見かけるシンプルな神社の名前「山神社」。
「さん」なのか「やま」なのか、読み方ももよく分からないほど、馴染がありませんでした。

これまで行ったシンプルな名前の神社は、古くからありそうな印象を受けた記憶があります。
この大分県宇佐市安心院の「山神社」に行った時も、神社の由来書きなどは見当たらず、いつの時代に創建されたのかは分かりませんでした。

「山神社」と刻まれた扁額がかけられた鳥居の手前には、竹筒を伝い、綺麗な水が樽に注がれている枡の口湧水(ますのくちゆうすい)がありました。

枡の口湧水の先は山道です。
どこまで続いているのでしょうか。意を決して進んでみると

古そうな石祠が右手に現れました。
丸太の橋は、滑りやすかったので冷や冷やしながら渡りました。
後から、鳥居の少し先に「弁天様」と表示があったので、この石祠は「弁天様」だったのかもしれません。

山道に戻り、さらに進んでいくと突き当り…のような場所に着きました。
道らしき道が、その先に無かったのです。
奥には水が流れる大きな岩壁はありました。
迫力ある景色に、かつてここは古代の人たちが祈りを捧げていた場所ではないだろうか?と思いました。
何も書かれていなかったので、想像でしかありませんが。
それにしても、もし石祠が「弁天様」ならば「山神社」はどこだったのだろう。
弁天様が山神社の御祭神なのか、それとも違う存在を示しているのか。
この山神社の謎は、未だ解けません。
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アクセス
〒872-0843 大分県宇佐市安心院町筌ノ口