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熊野磨崖仏に隠された「薬師如来」の謎:牛頭天王と消された信仰の系譜
今回は、大分県豊後高田市の熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)にある大日如来像が、元々は薬師如来であったことについて、詳しくお伝えします。 熊野磨崖仏の大日如来は、元は「薬師如来」だった 熊野磨崖仏は、約7メートルの大日如来像と約8メートルの不動... -
牛頭天王の総本宮「廣峯神社」が姫路に鎮座する謎:藤原氏(中臣氏)と龍神信仰の交点か?
疫病除けの神として知られる牛頭天王(ごずてんのう)の総本宮、廣峯神社(ひろみねじんじゃ)が、なぜ兵庫県姫路市に鎮座するのか_ それは素朴な疑問でした。 素朴な疑問に対して、なかなか応えてくれる本が見つかりません。 今回も自分の個人的な想像で... -
姫路と国東半島に共通する「鬼会」の謎【牛頭天王と荒神信仰の系譜】
日本の各地には、恐ろしい姿をしながらも、実は五穀豊穣や無病息災を祈る「鬼」の祭りが伝わっています。 中でも、姫路と国東半島に残る「鬼会(おにえ)」と呼ばれる祭礼には、奇妙な共通点があります。 今回は、姫路と国東半島の「鬼会」の共通性を手が... -
【陰陽一体の神々】菊理媛と句句廼馳神、瀬織津姫と牛頭天王が織りなす古代信仰の対
前回の記事で、「木の守護神」である句句廼馳神(くくのちのかみ)と、同じく「木の神」としての側面を持つスサノオノミコト、さらには伝説の渡来人徐福、そして「空の神」饒速日命が繋がる糸を考察しました。 今回は、この「対」という視点に焦点を当て、... -
牛玉宝印の「玉」は、豊玉姫を示しているかもしれないという仮説
英彦山にある豊前坊高住神社で手に入れた、印象的な御札があります。 その名前は「牛玉宝印(ごおうほういん)」。 火難除けや盗難除け、厄除け、さらには誓約の証としても使われてきた、いわば“最強の護符”とも言われている存在です。 高住神社では「英彦... -
滝ノ宮(瀧宮)と牛頭天王信仰、そして「消された繋がり」とは?
地域の史跡を巡る中で特に興味を惹かれたのが、「滝ノ宮(瀧宮)」の存在です。 特に、豊前(ぶぜん)の八坂神社の謎を追ううちに、上毛町垂水(たるみ)にある八坂神社の前身が、かつて「瀧ノ宮牛頭天王(たきのみやごずてんのう)」と呼ばれていたことを... -
牛頭天王(スサノオ)と瀬織津姫の関係、そして「隠された神」の真実を追って
日本の歴史や信仰を深掘りする中で、特に興味を惹かれたのが、牛頭天王(ごずてんのう)と瀬織津姫(せおりつひめ)という二柱の神様です。 「消された神」瀬織津姫の謎 日本の神話において、主要な歴史書である『古事記』や『日本書紀』には、その名がほ... -
なぜ中津市や宇佐市に八坂神社が多いのか? その背景にある牛頭天王信仰とは?
福岡県豊前市に移住して4年。これまで撮りためた写真を見直し、記事を編集しているうちに、あることに気がつきました。 それは、中津市や宇佐市に「八坂神社」が非常に多いという事実です。 以前の記事で、宇佐市や中津市に貴船神社が多い謎について考察し... -
高龗神と闇龗神は一対の龍女神、市杵島姫命と瀬織津姫?(ミズハノメノカミ)。宮崎県の古社の伝承
「豊のくにあと」を運営し、日本の神社や歴史の謎を追う旅を続けていて、この道のりが面白いのは、「神と神社に注目すると、文献や考古学だけでは見えないものが見えてくる」という、静岡理工科大学の矢田浩名誉教授の言葉を実感できるからかもしれません... -
初めて「瀬織津姫」を意識した上毛町・牛頭天王公園の八坂神社に再訪したら、多くのヒントがあった
豊前に移住した2021年に、子供と遊びに立ち寄った山国川のほとりの牛頭天王公園。 その公園には弥生時代の遺跡や八坂神社がありました。 八坂神社の本殿の奥にあった小さな社で見た「瀬織津姫」の字が妙に印象になったことを今も覚えています。 「こんな名...
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