「ぶぜんノートさん、今年はうちの神社で特別な神事を行いますよ」
新年の初詣に大富神社にお参りした際、禰宜の方から情報をいただき、ひそかに日程をおさえ、大富神社10年一度の神事「勅使井御神水汲神事」に行ってきました。
「勅使井御神水汲神事」とは、大富神社のWebサイトによると以下のように伝えられています。
この神事は当社本参道沿いの「勅使井(ちょくしい)」という古井戸に関連するものです。
勅使とは天皇陛下の使者のことで、現在:全国16社の勅祭社(勅使が参向される神社)の一つである宇佐神宮に勅使の参向がある際、かつては京の都から出立された御一行は当社近辺で休息を取られていたそうです。
その際に供する水として当社境内に特別な井戸が掘られ、勅使御一行へ献上していたと伝わります。
宇佐使と呼ばれる宇佐神宮への勅使の参向は奈良時代から行われており、大正14年からは10年毎となりました。
現在では宇佐神宮勅祭に際しては、当社より宇佐神宮へ御神水を持参し、勅使御一行へお茶を献上するとともに、宇佐神宮の御神前に奉納しております。
大富神社公式ホームページから引用
天皇陛下の使者が宇佐神宮に向かう際、大富神社に掘られた特別な井戸の水が勅使一行に献上されたそうですが、なぜ大富神社だったのでしょうか。
以前、歴史の専門家から、大富神社に伝わる風流踊「感応楽」は宇佐神宮とも関連すると聞いたことがあります。
ソースはどこからかは聞けないままですが、また分かったら追記します。

この日はあいにくの雨といいながら、しっとりした雰囲気のなか、厳かに神事が行われていました。
神事の後で予定されていた感応楽は中止となりましたが、後日、宇佐神宮の感応楽奉納には行くことができました。
またアップしていきたいと思います。
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