古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、福岡県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
瀬織津姫が御祭神の神社リスト
*村崎神社
〒960-0201 福島県福島市飯坂町八幡6−1 八幡神社(境内社)
そばに「摺上川」。
*関場神社
そばに「八島川」。小高い丘の上。
*宇奈己呂和気神社(うなころわけじんじゃ)
*大滝神社
近くに「雄滝雌滝展望台」あり。
*大滝神社
そばに「浅見川」が流れる。
*滝埜神社
〒972-0162 福島県いわき市遠野町滝西ノ内42 国魂神社(境内社)
そばに「鮫川」。
國魂神社の隣に弘法大師霊場「安養院」。
*大滝神社
〒970-0221 福島県いわき市平下高久馬場300 八剱神社(境内社)
*根渡神社
GoogleMapには神社の名前がなくなっていた。地点登録はあり。
*滝神社
そばに「只見川」。
GoogleMapのクチコミに「新編会津風土記によると、1180年に勧請され、御神体は金幣であると伝えられている。
旧只見村を流れる只見川は古来より暴れ川として有名で、氾濫によって田畑・家屋が冠水・流失し、人々を毎年のように困らせていた。享保年間(1716-1736年)、相変わらず洪水に悩まされていたため、当時只見村熊野神社の神職であった赤塚伊勢守尹直は只見川の鎮撫を祈願。しかし熊野の御祭神は戦神であるスサノオであり、荒ぶる性質をもっていたためか暴れ川の鎮撫には一向に効き目が無かった。そこで1733年に上ノ原の地(現在のJR只見駅前あたり)に瀧神社を建立した。その後、1897年に約100mほど山際の現在地に遷座した。」と興味深い記載。
*龍口神社(大権現)
〒967-0025 福島県南会津郡南会津町静川林ノ沢山乙305
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参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)