日本各地の神社を訪ねていると、瀬織津姫(せおりつひめ)という神様の名前に出会うことがあります。
水や川、滝、祓(はらい)などと結びつけて語られることもあり、神社によって、その祀られ方や伝わり方はさまざまです。
一方で、瀬織津姫は「古事記」「日本書紀」には登場せず、「延喜式」の祝詞などに名前が見られます。
なぜ、この神様がさまざまな場所で祀られているのか。
どのような由来で、その名前が伝わってきたのか。
気になって調べていくうちに、瀬織津姫を祀るとされる神社をまとめてみることにしました。
自分自身の調査や、いつか訪ねてみたい場所を探すためのリストでもあります。
瀬織津姫が御祭神の神社リスト
祓殿(氷川神社【境内社】)
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1−407 氷川神社(境内社)
HP:https://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/
気になった点:
- 「2400年以上の歴史をもつといわれ、大いなる宮居として大宮の地名の由来にもなった日本でも指折りの古社」(神社公式HP)
- 氷川神社の御祭神:須佐之男命、稲田姫命、大己貴命(神社公式HP)
- 「(明治初年)当初は須佐之男命が主祭神、稲田姫命と大己貴命は相殿神でしたが、明治29年に主祭神三座となっています。」(神社公式HP)
- 比川神社の神社名の由来「氷川神社の社名には二つの説があります。ひとつは、『氷川大宮大々御神楽式』や『新編武蔵風土記稿』に、『出雲の国の杵築大社(出雲大社)を遷して氷川神社の神号を賜る』と伝わるとある事から、出雲の大河である斐伊川にちなむというものです。もうひとつは、鎮座地『高鼻』は、見沼の低地に突き出た大宮台地上にあり古代からの湧水地で、湧き出る清冽な泉は原始の氷川祭祀の対象であり、古語で水を表す『ヒ』、『カハ』をあわせて霊験あらたかな泉と称え、これが社名となったというものです。」(神社公式HP)
- 「氷川神社名の神社は当社から分祀され、武蔵国を中心として北海道から鹿児島まで約280社あり、
- 荒川の流域に多く鎮座しております。」(神社公式HP)
- 夫婦楠(GoogleMapの画像)
南市田神社 熊谷市中曽根
所在地:埼玉県熊谷市中曽根140
HP:https://www.saitama-jinjacho.or.jp/shrine/9915/
参考書籍②の情報:瀬織津姫命を祀る。明治二十二年(一八八九)、十一ヶ村合併により創建。他に沼黒、吉所敷の二社が滝祭神を瀬織津姫命として祀っている(「大里郡神社誌」)。三重県滝祭神社・岡山吉備津神社(境内社)滝祭神社参照。
気になった点:
- 「南市田神社(みなみいちだじんじゃ)御祭神:久久能知神 金山彦神 埴山姫神 火産霊神 弥都波能売神 素盞嗚尊 菅原道真公 伊弉諾命 大物主命 宇迦之魂神 瀬織津姫神 大山祇命 天力男命 日本武尊 誉田別命 軻遇突智神 天照大御神 倉稲魂神 市杵島姫命 大日孁命」という情報(GoogleMapのクチコミ)
- 「由緒:中曾根村 五社明神社 村の鎮守なり 金胎寺持(「新編武蔵風土記稿」参照)」という情報(GoogleMapのクチコミ)
波羅比門神社(はらいどじんじゃ)大里郡寄居町西ノ入
HP:https://www.saitama-jinjacho.or.jp/shrine/10108/
気になった点:
- 神社近く(境内か)に八坂神社。八坂神社社殿の屋根に右三つ巴紋。(GoogleMapの画像)
- 神社鳥居手前に二本の石柱(GoogleMapの画像)
- 神社鳥居の扁額の彫刻は龍(GoogleMapの画像)
祓戸神社(三峯神社【境内社】)
埼玉県秩父市三峰298−1 三峯神社【境内社】
HP:https://www.mitsuminejinja.or.jp/
気になった点:
- 「三峯神社の由緒は古く、当山大縁起によると日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりと伝わります。景行天皇の命により東国平定に遣わされた尊は、甲斐国(山梨)から上野国(群馬)を経て、碓氷峠に向われる途中三峯山に登り、山川が清く美しい様子をご覧になり、国をお生みになられた二神をおしのびになって仮宮を建てお祀りし、この国が永遠に平和であることを祈られました。この時、尊を道案内したのが狼(山犬)であったとされ、神様の使いとして一緒にお祀りされています。その後、景行天皇は日本武尊が平定した東国を巡幸された折に三峯山に登られ、三山高く美しく連らなることから『三峯の宮』の称号をたまわりました。」(公式HP)
- 「降って文武天皇の時、修験の祖役小角(おづぬ)が伊豆から三峯山に往来して修行したと伝えられています。この頃から当山に修験道が始まったものと思われます。」(公式HP)
- 社殿の屋根に菊の花の彫刻(GoogleMapの画像)
- 神社から少し離れた山中に「薬師堂跡」
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参考書籍について
参考書籍①
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしていますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除く)
参考書籍②
瀬織津姫の異称神を祀る神社リスト
撞賢木厳之御魂天疎向津媛命、天照大神荒御魂、八十禍(枉)津日神、大禍津日神、大綾津日神、祓戸大神、多岐都比賣命・湍津姫神・高津姫神・滝津姫神など瀬織津姫の異称神を祀る神社。

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