豊前市上川底字神田と長迫の貴船神社について

no image 豊のくにあと
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豊前市の神社のまとめページを見つけました。

豊前市役所のサイト内に掲載されていたので、情報は確かと思います。

一覧を眺めて気になったのは、上川底の2つの貴船神社です。

一箇所は何度か訪れたことがある「轟フジ農村公園」の近くの貴船神社。

ではもう一つの貴船神社とは…

 Googleで検索しても、地図にもテキストにも、それらしき情報はヒットしません。

https://www.city.buzen.lg.jp/kanko/miru/shrine.htmlから引用
https://www.city.buzen.lg.jp/kanko/miru/shrine.htmlから引用

そもそもどちらがどの貴船神社なのでしょう。

「上川底」に続く住所が「長迫」「神田」と違いがあったので、調べてみましたが、古い住所なのでしょう。

Googleではヒットしませんでした。

豊前市役所で聞くか、図書館で調べるかですね。

また分かり次第、情報を追加したいと思います。

目次

貴船神社の御祭神について

豊前市のホームページ内の神社一覧のうち、御祭神を見て気になる箇所がありました。

  • 貴船神社/元村社 /上川底字長迫/高龗神・闇龗神・句句迺馳神・雷神・倉稲魂神/4月15日、10月15日
  • 貴船神社/元無格社/上川底字神田/高龗神・闇龗神・宇迦之御魂神・句句迺智神・別雷神/4月15日、10月15日

「高?神・闇?神」と記載されていたものは高龗神と闇龗神と想定します。

気になった御祭神の名前とは「句句迺馳神(くくのちのかみ)」と「句句迺智神」です。

この辺りではあまり見ることが少ない神様の名前です。

実は以前、みやこ町伊良原の町が、ダムの底に沈められる前に調査されたという資料の中の神社の御祭神にも「くくのちのかみ」の名前を見つけたことがあります。
みやこ町伊良原は英彦山に近く「隠れ里」とも言われていたそうです。

1000年変わらぬ暮らしをしていたという町で、昔々の神社で、あるいは貴船神社の御祭神として、「くくのちのかみ」が祀られていたということでしょうか。

白山神社の御祭神である「菊理媛」の「くく」とは「句句廼馳の神」が由来という説もあり、この「くくのちのかみ」がやけに引っかかりました。

くくりひめの「くく」とは木の祖神「句句廼馳の神」(くくのちのかみ)と申し上げて木がぐんぐん伸びていく様を。また、宇宙の大生命がぐんぐん伸び栄えてゆく生命の勢いを「くく」と表現し、「理」は「天の神を理といい、地の神を気という」と古書にあり、天の神様の事で、「媛」は女神、母性、万物を生み出すという意味であります。

新潟総鎮守 白山神社ホームページから引用

くくのちのかみを祀る神社


貴布禰神社
福岡県行橋市高来318
句々迺馳命

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この記事を書いた人

2021年に豊前市へ移住。フォトライターとして、旧・豊の国エリアの史跡、神楽、祭りなどをカメラで記録し、「日常を離れた一人の時間」の魅力を発信しています。

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