先日、神楽を見に行った神社の名前が「丹生神社」だったので驚いた。
私はずっと右三つ巴紋に意味があるのかと思い、情報を追っていのだけれど、丹生川上神社上社の社紋は「右三つ巴紋」、そして先日の中津市の丹生神社貴船宮にも、古い右三つ巴紋、それに一部だけ残された石灯籠があった。

古代には、朱の原料となる「丹」を追って、「丹」を取り尽くしたらまた別の土地に「丹」を追って移動する一族がいたそうだ。
「丹」を精製できる技術を持ち、移動ができる一族がいたのは間違いないようだ。
丹生神社、龍神(高龗神・闇龗神)、そして右三つ巴紋。
以前からこのエリアに残る木の国(紀の国)の痕跡のように思えていた、「熊野」ともつながっているのだろうか。
あわせて読みたい


古代の「丹(に)」や「朱(しゅ)」「辰砂(しんしゃ)」とはこれ?
先日、「佐賀県嬉野市の丹生神社は紀伊国高野丹生山からの遷座」という記事を書いている時に「丹生神社」の「丹」について調べていて、もしかしたらあれが「丹」なのか…
あわせて読みたい


国内最大級の磨崖仏、国東半島の「熊野磨崖仏」へ(豊後高田市)
ミステリアスで興味深い磨崖仏 自分は本州生まれの本州育ちです。 「磨崖仏」という存在を知らずに育ちました。 大人になって北九州に住んでから、「磨崖仏を見に行った…




