先日、「佐賀県嬉野市の丹生神社は紀伊国高野丹生山からの遷座」という記事を書いている時に「丹生神社」の「丹」について調べていて、もしかしたらあれが「丹」なのかと思った画像を、備忘録代わりに残しておきます。
ちなみに「丹」とは「朱」や「辰砂」ともいわれる硫化水銀を主成分とする顔料のようです。
↓こちらの方のブログが大変わかりやすかったです。しかも歴史まで。
産出地であった中国の辰州(現在の湖南省付近)の地名に由来して、
「辰砂(しんしゃ)」あるいは「丹(に)」とも呼ばれます。
原料の鉱物としては「辰砂(cinnabar)」と呼ばれることが多いです。
三重県の丹生地域は古代から水銀産地として知られ、文字通り丹の生産地でもありました。
2~5世紀には「丹生(にう)氏」と呼ばれる、辰砂を採掘し朱を精製する技術を持った一族が
辰砂を求めて移り住んだとされます。
そのため、紀伊半島・四国・九州などの水銀産地には丹生という地名や、
一族の守神である丹生都比売(にうつひめ)を祀る丹生神社が多く残っているのです。
大本染工株式会社「染屋のブログ」から引用
丹といえば赤い染料ということですが、今まで私が巡ってきた史跡にもそういえば赤っぽい色がついているところがありました。
専門家ではないのでもしかしたら違うかもしれませんが、これかな?と思う史跡の画像をあげておきます。


岩が着色されているように見えませんか。
この史跡はそれぞれ歩いて行けるほど近い場所にあります。
この色味ですが、大分県中津市八面山の金色温泉内の岩もこんな色をしているものがあるんですよね。
温泉を作る時に近くの岩を運んできたと地域の方から耳にしましたが。
この色が「丹」なのか、それとも違うのか。
他にもあるのか、また分かったら追記します。
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