「なぜ豊前神楽のあの鬼が舞う演目は『みさき』って言うんでしょうね」

ライターのつぶやき
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「なぜ豊前神楽のあの鬼が舞う演目は『みさき』って言うんでしょうね」

知っている宮司さんがふとこぼした言葉だ。

その時は「みさきといえば、海だろうか?」と言いかけた時、ちょうど何か別の用件が入って会話が中断した。

その後、ある本を見ていた時に「七人御先」の怖いエピソードを知った。

「みさき」は心残りをして亡くなった者の魂、すなわち祟る霊という意味もあるようだ。

宮司さんの言葉の真意が何だったかは聞けなかったが、確かに豊前神楽のあの鬼が舞う演目はなぜ「駈仙(みさき)」と呼ぶのだろう。

豊前の鬼は猿田彦大神と、豊前市内の古社「大富神社」は伝えている。

そして国東半島は鬼が仏になった里と言われ、鬼は自分たちの先祖として祭りが行われている。

また、この駈仙(みさき)は中国・四国地方の神楽でも見られるそうだ

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この記事を書いた人

2021年に豊前市へ移住。フォトライターとして、主に福岡県の豊前市・上毛町・吉富町・築上町・みやこ町・行橋市・苅田町、および大分県の中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市といった旧・豊の国エリアを活動範囲としています。
カメラを持ってフラッと6時間のカメラ旅に出かけ、このエリアの史跡、神楽、祭りなどを記録し、「日常を離れた歴史の世界」の魅力を発信するほか、古民家図書館を運営。

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