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【豊後高田市】国東半島 黒土不動尊 無動寺へ 貴重な仏像を間近で

国東半島でも、移住した豊前市からであれば豊後高田市は結構近く感じる。

宇佐神宮がある宇佐市の向こう側で、珍しい泉質の温泉が沢山あったり、六郷満山の古い寺院揃いと見どころ沢山。

(それに豊後高田の蕎麦も美味しい)

 

無動寺はホームページを見て、六郷満山の説明などとても分かりやすく説明されていたお寺だったので気になっていた。


ホームページを見てからしばらく経った昨年の12月の半ば、豊前市から車で10号線で豊後高田市を目指した。

真玉市街地側から南へ進んで行くと左手に特徴ある岩山が見えてきた。
岩山は耶馬といって国指定名勝にも指定されているそうだ。


平安時代以降、六郷満山の修験者たちがここで荒行をしていたらしい。
まさに落ちたら…のすごい岩壁に見えた。

 

道路沿いにある綺麗な駐車場に車を停めてまず向かったのは、石段をのぼった先にある神社へ。
国東半島は神仏習合が残り、お寺と神社は仲良しのままだったのだろうか、お寺と鳥居が並んでいた。

 

可愛らしい顔立ちの狛犬を横目に登りきった先の社殿でお参り。
周りを見るとトレッキングの立て看板もあった。
登れるのだろうか。

神社がある辺りの森のよい匂いを吸い込んだ後は、本堂へ。

お寺の女性の方にお話を聞くと「仏像も一言お声をかけてくださったら、撮影もできますよ」

ホームページを見てこのお寺に訪れたことを伝えると、ホームページを持とうと言ったのは住職さんで、つい先ごろ亡くなられたと仰った。
女性は住職の妹さんで、「お寺の仏像は歴史的にとても貴重らしいので、市の方から文化財に登録しましょうと言われていたみたいですが、兄は『毎日護摩焚きしなければならないから』と登録はしなかったんです。登録したら真木大堂みたいに、ガラスで覆うことになって護摩焚きができないから」

毎日護摩焚きされていたとは驚く。

「兄が生前、これからの時代はもっと写真で発信したいと言っていたんですよ」

 

鬼と呼ばれた昭和を代表する写真家、土門拳は気に入った神社仏閣には何度も撮りに足を運んで、何時間もかけて撮影したと聞く。

 

無動寺に安置された素晴らしい仏像たちの魅力を伝えられるような写真を撮るには、まだまだ自分の力量では足りないから、それこそ繰り返し訪れたい。

日帰り旅ルート(ひとり旅)

無動寺 → おかん → 真玉温泉

無動寺で散策した後は、近くの手作り定食のお店「おかん」へ。
Googleレビューで高評価だったハンバーグ定食を食べたら車で数分移動して真玉温泉。

無動寺の情報

〒872-1103 大分県豊後高田市黒土1475

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