古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、福岡県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
瀬織津姫が御祭神の神社リスト
*川内神社
〒959-3918 新潟県村上市中継
参考書籍には「岩船郡山北町大字中継1204」と記載。
そばに「中継川」が流れる。
*瀬寄神社
参考書籍には「阿賀野市六野瀬2200」と記載。
そばに「六野瀬分水工」あり。
*佐久奈殿神社
そばに「川」と「白玉の滝」あり。
白玉の滝には雄滝と雌滝がある。
*高浜神社
参考書籍には「佐渡市窪田字沢口533−1」と記載。
GoogleMapのクチコミに「伊弉冉尊を御祭神とする神社。他には豊玉比売命と瀬織津姫命で女神だけが祀られている神社」と記載。
*祓戸社
〒959-1300 新潟県加茂市加茂229 青梅神社(境内社)
HP:https://www.aomi-jinjya.or.jp/
青梅神社のHPに「青海神社は青海神社、賀茂神社、賀茂御祖神社の三社御本殿を合殿し、神明造の覆屋に納め奉斎しております。」と記載。
*長瀬神社
そばに「加茂川」が流れる。
境内に「琴平神社」あり。
*五柱神社(?)GoogleMapでは和南津神社(わなづじんじゃ)」
〒949-7511 新潟県長岡市川口和南津889
参考書籍には「北沼郡川口町大字和南津889 桐原石部神社(境内社)」と記載。
*鉢崎神社
参考書籍には「柏崎市米山町2264」と記載。
*見織神社
HP: https://kasugarengou.jp/list/2016/02/post-223.html
そばに「柿崎川」が流れる。
*斐太神社
参考書籍には「妙高市大字宮内239」と記載。
近くに弥生時代の「斐太遺跡」あり。
*日吉神社
参考書籍には「妙高市大字吉木1558」と記載。
そばに古墳あり。
瀬織津姫関連記事
「貴船神社」と「瀬織津姫」そして「水の神・龍神」との関係について考察を進めています。

瀬織津姫と牛頭天王の関連が消された理由とはなぜ?

参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)