福岡県豊前市に移住して、国指定無形文化財に指定されている豊前神楽が身近になり、秋になれば撮影に神社に行くようになりました。
撮影してはインスタグラムで発信していたら、「カメラは何を使っているんですか?」「レンズは?」とお尋ねいただくようになりましたので、当サイトで詳しくお伝えしたいと思います。
神楽撮影に使うレンズのうち、よく使っているのは3本。
この記事では3本目をご紹介します。
富士フイルム フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
このレンズはまさに神楽のためだけに買った二本目のレンズです。
買った理由は、神楽でうまく撮れないシーンが出てきたためです。
私が撮影している豊前神楽の演目のなかには、「盆神楽」「盆舞」といわれるものがあり、お盆に入れたお米がこぼれないように高速で動きまわる神楽なのですが…
ISO感度を最大限に上げて、ようやくブレずに撮れる速さレベルでした。
「ブレるよりマシだからISO感度を上げることを恐れるな」とはいわれるものの、ノイズのすごいこと。
これはもう機材に助けてもらうしかない(自分の腕を上げるより)と購入に踏み切ったのが、このレンズです。
ズームレンズF2.8通しの大口径望遠レンズです。
既に持っている望遠レンズの2倍の重量。
重い、嵩張る、でも明るいズームレンズ。
前回ご紹介した個人的万能レンズと真逆で「クセだらけ」のレンズです。
作例集(神楽のみ)
曇り空の夕方で、神楽殿の下は決して明るくありませんでしたが…


ただし他のレンズよりも付き合いが短いせいか、なんだか難しい。
とにかく重いし嵩張るので気軽に持ち運びするレンズではありません。
でも持っているレンズのなかでは一番画質が綺麗だと思います。
ここぞという時に使いたいレンズです。
編集はAdobobe Lightroom
なお作例集の写真は撮って出しではありません。
RAWで保存して、Lightroomで編集しています。
RAWで撮っておくと、レンズが暗めでも調整がしやすくなるので助かるのですが、データ量はかさばります。
4TBのHDに保存したり、このサイトを写真のバックアップ代わりにしています。
フラッシュや三脚は使っていません。
使用している機材まとめ
↑この記事で紹介している癖強レンズ
↑個人的万能レンズ
↑神楽にも祭りにも使いやすい望遠ズームレンズ
↑2020年に購入。コンパクト・軽量で持ち運びしやすく手ブレ補正もあり。難点は防滴ではないこと。次買うとしたら防滴カメラだと思います。
↑2024年10月に購入。約1年使っていますがトラブルなく使用できています。Amazonベストセラー1位。
↑SDカードはいつもこれ。読み込みも書き込みも速いExtremePro。神楽を連射撮影するならこれは必須。
↑2021年夏に購入した防水カメラバックパック。現在も使用していますがそろそろ傷みが出てきたので、新調を検討。
おわりに
以上、私が使っている[富士フイルム フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR]のご紹介でした。
他のレンズと比べてクセが強く、気軽に持ち運ぶタイプのレンズではありませんが、状況によっては「このレンズでなければ」と出番があるレンズです。
価格も他のレンズの2倍はしますし、私は仕事でほぼ使わなかった単焦点レンズと標準ズームレンズを下取りに出して購入しました。
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軽く気軽な望遠レンズ↓

個人的万能レンズ↓


![[富士フイルム フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR]で神楽を撮る | レビューと神楽の作例集](https://toyonokuniato.com/wp-content/uploads/2025/11/IMG_1606.jpg)



