記事– category –
-
記事
鹿と雲と月が刻まれた「春日灯篭」って何?
春日灯籠(かすがとうろう)は、日本の石灯籠の中でも特に有名で、美しい造形と歴史の深さを持つ様式です。 その名の通り、奈良の春日大社(かすがたいしゃ)が発祥の地とされています。 1. 春日灯籠の歴史と起源 春日灯籠の起源は、平安時代まで遡ります... -
記事
八大龍王(はちだいりゅうおう)ってなに?
お寺や神社を歩いていると、「八大龍王」という名前に出会うことがあります。ときには石像があったり、祠の名前になっていたり。 でも、初めて聞いた方にとっては「龍?八体?どういう意味だろう」と思うかもしれません。 雨や水をつかさどる、龍の王たち ... -
記事
【国東半島・六郷満山】六所権現って何?天念寺と無動寺、火と水の神さまの話。
昔の日本では、神さまと仏さまをいっしょに信じていた時代がありました。 その中で「六所権現(ろくしょごんげん)」という考え方が生まれます。 これは、六柱の神さまをひとまとめにして、おまつりするスタイルのこと。 お寺や神社だけでなく、山で修行す... -
記事
【謎多き石灯籠】福岡の神社で見つけた「鹿・雲・月」春日灯籠が繋ぐ古代の記憶
福岡県内の古墳群近くの神社を訪れた際、境内で見つけた石灯籠に刻まれた「鹿」「雲」「月」の意匠が、強烈な印象を残しました。 この意匠は、奈良の春日大社に由来する「春日灯籠(かすがとうろう)」の特徴と酷似しています。なぜ、春日神社ではないこの... -
記事
八大龍王=瀬織津姫と関連?天念寺と無動寺の六所権現から見える神仏習合の謎
国東半島の山深い地に位置する六郷満山の寺院、天念寺。ここでは毎年旧暦1月7日に、神仏習合の伝統を伝える勇壮な火祭り「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」が行われます。 この天念寺の奥の院には、かつて**「六所権現」が祀られていた身濯(みそそぎ)神社... -
記事
彦山山伏が配り歩いたと伝わる牛玉宝印(ごおうほういん)(彦山御宝印)
豊前への移住前も、移住した後でも、定期的に足を運ぶ神社があります。 英彦山の豊前坊高住神社です。 高住神社の社務所で、ビジュアルに惹かれて購入した御札など。 この時にはまだ名前を知りませんでしたが しばらく経って紙袋をよく読んでみたら 彦山御... -
記事
【難病平癒の観音様】福岡県みやこ町「胸の観音」へ|古の信仰と現代の願いが交差する場所へ
「綾塚古墳」の近くの「胸の観音」へ 「こちらの古墳にいらっしゃったなら、胸の観音にも行かれるといいですよ」 みやこ町勝山黒田の綾塚古墳の駐車場で、お散歩中の御婦人からそう教えてもらい、気になっていた「胸の観音」。 4月の晴れた日に行ってみま... -
記事
【中津城の星の謎】北斗七星の敷石が示す「空の神」饒速日命と妙見信仰、金毘羅信仰の繋がり
大分県中津市、黒田官兵衛が築城したとされる中津城を訪れた際、城内にある城井神社の手前で、地面に配された北斗七星の敷石に遭遇しました。 看板もなく、その意図が謎めいたこの敷石は、中津城という比較的近代の歴史を持つ場所が、それ以前の古代信仰や... -
記事
八景山(みやこ町)、護国神社の奥で見た巨石の磐座「太祖神社」
5月下旬に初めて訪問した、みやこ町の八景山エリア。 山の麓には九州最大の四角錐形の古墳(方墳)「甲塚方墳」があります。 この日はまずは甲塚方墳に行きました。 行ってみて、ふと気になったのが甲塚方墳から北側の小さな山でした。 それが八景山でした... -
記事
甲塚古墳(みやこ町)を歩く。九州最大級方墳に眠る古代の権力者
歴史民俗博物館近くの古墳 以前、みやこ町の歴史民俗博物館に行った時、館内のスタッフの方から「すぐ近くに古墳がありますよ」と教えていただいてから気になっていた、甲塚古墳(かぶとづかこふん)にようやく行くことができました。 歴史民俗博物館の方...



