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このページは、日本最古の龍神であり、多くの貴船神社の御祭神とされる「高龗神」と「闇龗神」について調べた記事をまとめて掲載しています。
目次
高龗神・闇龗神とは
高龗神(たかおかみのかみ)と闇龗神(くらおかみのかみ)は、水や雨を司る対の龍神で、高龗神は山の峰(高い場所)の水を、闇龗神は谷底や暗闇(低い場所)の水を守り、雨乞いや止雨の神として信仰されています。
これら二柱は『古事記』や『日本書紀』に登場し、火の神・軻遇突智(かぐつち)を伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が斬った際に、その血から生まれた神とされています。
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【大分県宇佐市院内町沖】津房川沿いの貴船神社の御祭神は高龗神・闇龗神・海童神
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素朴な疑問、宇佐神宮と逆向きの右三つ巴紋 以前、国東半島の北端の小さな神社「伊美崎社」のお賽銭箱に、宇佐八幡宮とは逆向きの右三つ巴紋が刻まれていました。(Goog…
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先日、神楽を見に行った神社の名前が「丹生神社」だったので驚いた。 私はずっと右三つ巴紋に意味があるのかと思い、情報を追っていのだけれど、奈良県吉野郡「丹生川上…
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【大分県中津市】丹生神社貴船宮・金谷貴船神社の右三つ巴紋と崩れた石灯籠の跡
先月、神楽観覧のために訪れた、山国川沿いの丹生神社貴船宮・金谷貴船神社。 そこで私が追っている右三つ巴紋を見つけてとても驚きました。 そして丹生神社貴船宮・金…
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旧豊前国に数多い貴船神社 豊前市に移住してから、大分県中津市と宇佐市、そして周辺にやたら多い「貴船神社」を不思議に思っていました。 大分県中津市、宇佐市、そし…
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高龗神・闇龗神・貴船神社と他の謎をつなげる右三つ巴紋
これまで調べてきた「高龗神、闇龗神、貴船神社、瀬織津姫、牛頭天王、水の神々」の謎は、一見バラバラに見えました。
しかし、国東半島の北端で見つけた「右三つ巴紋」という共通のマークが、それらすべてを繋ぎ、ある一つのストーリーが形成されていたのではないかと思っています。
その旅の記録を、当サイトの連載で公開しています。