豊前市の千手観音堂の岩場の名は「男天狗」と「女天狗」

千手観音堂
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先日、豊前市千手観音堂の写真をX(旧Twitter)に投稿した際、地元出身の方から興味深いコメントをいただきました。

「お堂の右手、お地蔵様の間を抜けて歩いていくと『女天狗』という岩場があります。さらに上には『男天狗』もありましたが、40年ほど前の記憶なので今は行けないかもしれません」

千手観音堂

いつか確かめたいと思っていたこの情報について、先日、市役所の文化財担当の方にお話を伺うことができました。

「男天狗と女天狗、確かにそこにあると聞いています。ただ、今はもう上まで登るのは難しいのではないでしょうか」とのこと。

40年前の記憶と、現在の行政の認識。

時を経て道は閉ざされているようですが、その場所が「確かに存在した」という裏付けを得ることができました。

千手観音堂

豊前市の「千手観音堂(旧泉水寺)」は、国指定重要文化財である平安時代後期の「木造千手観音立像」を祀るお堂です。母乳の出が良くなるという「乳の観音」の伝承を持ち、今も霊水が湧き出る神秘的な場所でもあります。

千手観音堂

平安時代の仏像は収蔵庫に静かに安置されていますが、境内の随所には多くの石仏が点在しています。

千手観音堂

ふと目を向けると、柔らかな表情と姿が女性的に見える千手観音像。

千手観音堂

そして、お堂の隅に座す、どこか凛々しく男性的な千手観音像。

この二つの石仏を眺めていると、勝手な想像ながら、これらもまた「一対」としてそこにあるのではないかと思えてくるのです。

この豊前エリアを巡り、調べていると、水神社の「水の女神(ミヅハノメノカミ)」と「牛頭天王(スサノオ)」など、気になる「一対」の存在にしばしば出くわします。

本当は、名前こそ違えど同じ根源を持つ存在なのではないか。

そう思いながら史跡を巡っています。

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この記事を書いた人

ぶぜんノートのアバター ぶぜんノート フォトライター

福岡県の東の端っこで、写真と文章を綴る人。
2021年に移住。フォトライターとして取材・インタビューを重ねる傍ら、このメディアを運営し、ZINEを制作・販売しています。
拠点は、古民家を借りて開いた小さな図書館。
Webも、リアルな場所も両方を媒体にして、このエリアのことを記録しています。

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