古代の「丹(に)」や「朱(しゅ)」「辰砂(しんしゃ)」とはこれ?

みやこ町 甲塚方墳
  • URLをコピーしました!

先日、「佐賀県嬉野市の丹生神社は紀伊国高野丹生山からの遷座」という記事を書いている時に「丹生神社」の「丹」について調べていて、もしかしたらあれが「丹」なのかと思った画像を、備忘録代わりに残しておきます。

目次

硫化水銀(辰砂)」とは別に鉄丹(ベンガラ)も「丹」とされた古代

なお「丹」とは現在では「朱」や「辰砂」ともいわれる硫化水銀を主成分とする顔料を指すようですが

産出地であった中国の辰州(現在の湖南省付近)の地名に由来して、
「辰砂(しんしゃ)」あるいは「丹(に)」とも呼ばれます。
原料の鉱物としては「辰砂(cinnabar)」と呼ばれることが多いです。
三重県の丹生地域は古代から水銀産地として知られ、文字通り丹の生産地でもありました。
2~5世紀には「丹生(にう)氏」と呼ばれる、辰砂を採掘し朱を精製する技術を持った一族が
辰砂を求めて移り住んだとされます。
そのため、紀伊半島・四国・九州などの水銀産地には丹生という地名や、
一族の守神である丹生都比売(にうつひめ)を祀る丹生神社が多く残っているのです。

大本染工株式会社「染屋のブログ」から引用

「鉄丹(てつに)」「ベンガラ(酸化第二鉄)」と呼ばれる鉄を主成分とする顔料も「丹」と呼ばれていたようです。

赤っぽい色の史跡を振り返って

丹といえば赤い染料ということですが、今まで私が巡ってきた史跡にもそういえば赤っぽい色がついているところがありました。

専門家ではないのでもしかしたら違うかもしれませんが、これかな?と思う史跡の画像をあげておきます。

八景山-みやこ町-護国神社の奥で見た巨石の磐座-太祖神社-1
みやこ町 八景山 太祖神社
みやこ町 甲塚方墳
みやこ町 甲塚方墳

岩が着色されているように見えませんか。

この史跡はそれぞれ歩いて行けるほど近い場所にあります。

この色味ですが、大分県中津市八面山の金色温泉内の岩もこんな色をしているものがあるんですよね。

温泉を作る時に近くの岩を運んできたと地域の方から耳にしましたが。

この色が「丹」なのか、それとも違うのか。

他にもあるのか、また分かったら追記します。

この記事を読んでいる方におすすめの記事

みやこ町八景山の太祖神社↓

みやこ町の甲塚方墳↓

大分県中津市の八面山に向かう小さな史跡の石にも赤い色↓

深く読みたい方は

豊のくにあとの内容を深く読むには
→ 歴史の謎の記事をまとめて読む

写真と記録は、ZINEとして紙媒体に残しています。
→ ZINE一覧はこちら

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2021年より豊前市を拠点に活動。
写真と文章で表現と記録の間のようなこと。北部九州を中心に、「山の中の『海』」「宇佐神宮と逆向きの三つ巴紋」など、気づかれにくい痕跡を辿っています。ローカルメディア「豊のくにあと」 と古民家図書館TSUDURIを運営。たまにセミナーやイベント。

免責事項とお願い

当サイトの記事の考察は、史書に基づかない推察を含みます。あくまで一つの仮説としてお楽しみください。

目次