これまで、瀬織津姫を祀るとされる神社について、書籍に掲載されたリストを手がかりに調べてきました。

今回は、菊池展明著「出雲の国の女神」の巻末資料「瀬織津姫の異称神リスト」をもとに、神社を整理していきます。
ここでは、書籍で瀬織津姫の異称とされている神名を手がかりに、該当する神社や所在地、周辺の地形などを記録します。
異称とされる神名が、実際にそれぞれの神社でどのように伝わっているのか。これからの調査や、いつか訪ねてみたい場所を探すためのリストです。
掲載資料について
本書では、神社の祭神について様々な考察があり、一覧に掲載された神名や解説が、実際に神社で語られている伝承とは異なる場合があることが記されています
本記事では、菊池展明著『出雲の国の女神』巻末資料「瀬織津姫の異称祭神リスト」を調査の手がかりとし、掲載された神社の所在地や祭神表記、周辺の地形、境内の様子などを調べていきます。
本書における考察と、各神社で伝えられている由緒や祭神については区別し、確認できた情報を記録していきます。
瀬織津姫の異称とは
- 撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)
- 天照大神荒御魂(あまてらすおおみかみのあらみたま)
- 八十禍(枉)津日神(やそまがつひのかみ)
- 大禍津日神(おおまがつひのかみ)
- 大綾津日神(おおあやつひのかみ)
- 祓戸大神(はらいどのおおかみ)
- 多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)・湍津姫神・高津姫神・滝津姫神
瀬織津姫の異称祭神リスト
一之御前神社(熱田神宮 境内社)
所在地:愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1 熱田神宮【境内社】
神名:天照大神荒魂
URL:https://atsutajingu.or.jp/jingu/sp/keidai/
気になった点:
- 約1,900年の歴史を持つ日本でも特に格式の高い神社「熱田神宮」の摂社
- 熱田神宮の主祭神は「熱田大神(あつたのおおかみ:草薙神剣をご神体とする天照大神)」。天照大神、素戔嗚尊、日本武尊、宮簀媛命、建稲種命の6柱が祀られている。
- 熱田神宮では天皇家に代々伝わる「三種の神器(さんしゅのしんぎ)」のひとつである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀っている。
- 第12代景行天皇の時代、日本武尊は名古屋(大高町火上山)に神剣を残したまま、三重(亀山市能褒野)で亡くなられたと熱田神宮に伝わっている。
- 伊勢の神宮につぐ社といわれている
- 社殿境内は撮影禁止という情報(GoogleMapのクチコミ)
- 最近まで一般人は立ち入り禁止だったという情報(GoogleMapのクチコミ)
金山神社
所在地:愛知県名古屋市中村区長戸井町1丁目2
神名:天照大神荒魂(書籍)
URL:https://jinja-net.jp/jinja-all/jsearch3all.php?jinjya=3072
書籍の情報:美濃国一宮南宮神社より分霊・鉄工業に霊験が高い(「愛知県神社名鑑」)
気になった点:
- 「祭神金山毘古神は美濃国一の宮南宮神社より分靈を勸請申し上げたと伝え寺社誌(寛文年 間1661-1673)に尾張國則武庄米野村に社三ケ所ありと記され張州府誌(宝暦2年1752)米野村に金山祠在りと記さ て居る。祭神金山毘古神は三種の神器を造られた神とされて居り文献尾張徇行記(文政5年1822)尾張誌(天保14年1843)にも金山社ありと記されている」(引用:「新全国神社検索」)
- 「大正2年癸丑年10月無格社西宮社(祭神多岐理比賣命、狭依比賣命、多岐津賣命、)無各社宗像社(祭神天照大神荒御魂)二社を村社金山社に合祀し金山神社と改称した」(引用:「新全国神社検索」)
- 「昭和2年2月本社敷地(現向野橋南坂中程)が名古屋駅拡張用地に該当、鉄道用地となった為、現在地(名古屋市中村区長戸井町1丁目2番地)に移転をよぎなくされた」(引用:「新全国神社検索」)
解除社(大縣神社 境内社)
所在地:〒484-0834 愛知県犬山市宮山3 大縣神社【境内社】
神名:八十禍(枉)津日神
URL:http://ooagata.urdr.weblife.me/index.html
気になった点:
- 解除社はホームページに掲載されていないが、お祓いの神という情報(GoogleMapのクチコミ)
- 解除社の御祭神(八十禍津日神、神直日神、底津少童神、中津少童神、表津少童神、田心姫命)という情報(GoogleMapのクチコミ)
- 大縣神社境内に大国恵比須神社
- 神社近くの山に「鳥羽浦龍神 八大龍王」
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