「食物神(ミケツ神)」のミは水のミである_古い神社の由緒書から

ライターのつぶやき
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現地に行ってみたい気持ちはあるものの、なかなか思うように動けないでいる時に、GoogleMapは大変便利だ。

有名とはいえない地方の神社でも、情報を残してくれている人たちがいる。

気になっていた大分県宇佐市院内町沖の津房川沿いにある貴船神社の由緒書きの画像に興味深い情報が書かれていた。

「『食物神(ミケツ神)』のミは水のミである」

そういえば、以前知人から「『かみさま』の語源って、『か』の火、『み』の水から来ていて、もとは火と水を崇めていたってことみたいですね」と耳にした。

神道の古い文献に、「神は火水なり」という言葉が残されています。

最初のカミは、示偏に申すと書く「神」、次のカミは、「火」と「水」と書きます。

「火」と「水」と書いて、カミと読めますね。

つまり、昔の人は、「神さまというのは、火と水だ。」と伝えていたわけです。

火も水もどちらも大事ですね。どちらも私たちが生きていく上には欠かせないものです。

火は、太陽が代表選手。つまり、天を意味します。
水は、大地。あらゆる生命の源です。

身曾岐神社ホームページから引用

音を頼りに謎を追う視点もあるのかと、備忘録がわりに記事にしておく。

水から派生した食べ物の神。

「ミケツ神」は食物を司る神々の総称で、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)(稲荷神)や豊受大神(とようけのおおかみ)(伊勢神宮外宮の主祭神)などが含まれるという説もある。

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この記事を書いた人

2021年に豊前市へ移住。フォトライターとして、主に福岡県の豊前市・上毛町・吉富町・築上町・みやこ町・行橋市・苅田町、および大分県の中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市といった旧・豊の国エリアを活動範囲としています。
カメラを持ってフラッと6時間のカメラ旅に出かけ、このエリアの史跡、神楽、祭りなどを記録し、「日常を離れた歴史の世界」の魅力を発信するほか、古民家図書館を運営。

地域の宝を守るために。大分県中津市 金色妙見宮の歴史継承プロジェクト(12/10まで)

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