【大分県中津市】八面山に向かう蠻大神(えびすおおかみ)2021/6/23撮影記録

【大分県中津市】八面山に向かう蠻大神(えびすおおかみ)
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北九州市から豊前市に移住してわりとすぐの頃、GoogleMapで見つけた「蠻大神」の字。

よ、読めない…。

調べてみると「蠻」は「えびす」と読むようだった。

未開の民族・異民族を指し、「夷」と同じ意味で使われると、調べてみて分かった。

【大分県中津市】八面山に向かう蠻大神(えびすおおかみ)

道路の先、左側の木の下側に「蠻大神」。

見れば八面山の膨らんだ箇所を見上げるような場所にあった。

【大分県中津市】八面山に向かう蠻大神(えびすおおかみ)

難しい字で「蠻大神」と石に字が刻まれていた。

この時は全く気づいていなかったけど、石に赤い色がついていた。

おそらくこれは、辰砂か鉄かは分からないけれど、古代の赤い染料「丹」なのだではないだろうか。

また、丹とも呼ばれますが、この場合は朱色の辰砂のほかにも、黄色を帯びた赤色の鉛丹や茶色がかったベンガラ(赤鉄鉱,褐鉄鉱)を含む場合があります。
その他にも、重要な用途として金の製錬に使われました。アマルガム法と言われ、辰砂を加熱するこ
とにより水銀を製錬し、金鉱石に接触させてアマルガムを生成して岩石から分離し、加熱して水銀を除
去し純粋な金を得ます。奈良の大仏では、アマルガムを仏像に塗りつけ、加熱によって水銀を除去して
金メッキをし ています。
今でも各地に残る丹生という地名は、このように古くから重要な鉱物であった辰砂の産地であること
を示しているようです。

地質標本館 今月のオススメ標本ストーリー(辰砂) から引用

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この記事を書いた人

2021年に豊前市へ移住。フォトライターとして、主に福岡県の豊前市・上毛町・吉富町・築上町・みやこ町・行橋市・苅田町、および大分県の中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市といった旧・豊の国エリアを活動範囲としています。
カメラを持ってフラッと6時間のカメラ旅に出かけ、このエリアの史跡、神楽、祭りなどを記録し、「日常を離れた歴史の世界」の魅力を発信するほか、古民家図書館を運営。

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