北九州市から豊前市に移住してわりとすぐの頃、GoogleMapで見つけた「蠻大神」の字。
よ、読めない…。
調べてみると「蠻」は「えびす」と読むようだった。
未開の民族・異民族を指し、「夷」と同じ意味で使われると、調べてみて分かった。

道路の先、左側の木の下側に「蠻大神」。
見れば八面山の膨らんだ箇所を見上げるような場所にあった。

難しい字で「蠻大神」と石に字が刻まれていた。
この時は全く気づいていなかったけど、石に赤い色がついていた。
おそらくこれは、辰砂か鉄かは分からないけれど、古代の赤い染料「丹」なのだではないだろうか。
また、丹とも呼ばれますが、この場合は朱色の辰砂のほかにも、黄色を帯びた赤色の鉛丹や茶色がかったベンガラ(赤鉄鉱,褐鉄鉱)を含む場合があります。
その他にも、重要な用途として金の製錬に使われました。アマルガム法と言われ、辰砂を加熱するこ
とにより水銀を製錬し、金鉱石に接触させてアマルガムを生成して岩石から分離し、加熱して水銀を除
去し純粋な金を得ます。奈良の大仏では、アマルガムを仏像に塗りつけ、加熱によって水銀を除去して
金メッキをし ています。
今でも各地に残る丹生という地名は、このように古くから重要な鉱物であった辰砂の産地であること
を示しているようです。
地質標本館 今月のオススメ標本ストーリー(辰砂) から引用
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