古来より、日本人の暮らしは「木」と「森」なしには成り立ちませんでした。
船も建物も、木で造られました。
しかし、その木の生命を司る句句廼馳神(くくのちのかみ/久々能智神)は、イザナギとイザナミの間に生まれた神々の一柱という重要な神とされ、かつ白山神社の御祭神である「菊理媛神(くくりひめ)」の「くく」と関連があるとされています。
そんな句句廼馳神は、多くの神社で他の神様の影に合祀されるなど、その存在は瀬織津姫のように歴史の表舞台から一歩引いた場所にいるようです。
久々能智神(くくのちのかみ)は、「句句廼馳神(くくのちのかみ)」とも表記されますが、「豊のくにあと」では、神話における表記に近い「句句廼馳神」を主に使用します。
「なぜ、その神は、目立たないのか?数が少ないのか?」
自分の備忘録として、東京都内で句句廼馳神が祀られているとされる神社をリスト化しました。
よろしければご参考にどうぞ。
【東京都】謎の御祭神「句句廼馳神」を祀る神社リスト
大森神社
〒143-0016 東京都大田区大森北6丁目32−12
神社HPに御祭神「久久能智命(くくのちのみこと)」「天正年間の創建と伝えられる。当時この辺りは海辺であり、里人達は漁業をもって生活をしていた。ある時黄金色に輝く像が岸辺に流れつき里人達は畏れて沖へ流すこと三度に及んだが元の場所に寄り来たるので社を建てて、この像を祀ったのが当社の起源といわれている。そのため、この社を寄来明神と称し、また寄来神社と称した。」と記載。明治元年から「大森神社」と考証。
HP:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/ota/5604
神明神社
〒198-0001 東京都青梅市成木8-315-2
御祭神の一柱として「久々能知命」。付近に複数の神明神社。
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