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このページは、神でも仏でもない異国からの異神「牛頭天王」について調べた記事をまとめて掲載しています。
目次
牛頭天王とは
牛頭天王(ごずてんのう)のイメージは、頭に牛の頭(または牛頭の冠)を戴き、忿怒(ふんぬ)の表情をした威嚇的な姿で、疫病を退散させる強力な神として、八坂神社(祇園社)の祭神として有名ですが、スサノオノミコトとも習合し、インド由来で仏教・神道・道教の要素が混ざった、日本古来の神仏習合神です。
牛頭天王の記事一覧
福岡県上毛町垂水の八坂神社で見つけた瀬織津姫との関連↓
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初めて「瀬織津姫」を意識した上毛町・牛頭天王公園の八坂神社に再訪したら、多くのヒントがあった
豊前に移住した当初、何気なく訪れた山国川のほとりの牛頭天王公園(上毛町)。この公園内の八坂神社で、私は初めて「瀬織津姫(せおりつひめ)」という神の名を意識し…
滝の宮(瀬織津姫?)と牛頭天王の消されたつながりとは↓
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滝ノ宮(瀧宮)と牛頭天王信仰、そして「消された繋がり」とは?
地域の史跡を巡る中で特に興味を惹かれたのが、「滝ノ宮(瀧宮)」の存在です。 特に、豊前(ぶぜん)の八坂神社の謎を追ううちに、上毛町垂水(たるみ)にある八坂神社…
瀬織津姫と牛頭天王、白山神社の御祭神・菊理媛をつなぐキーワードとは?↓
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【陰陽一体の神々】菊理媛と句句廼馳神、瀬織津姫と牛頭天王が織りなす古代信仰の対
前回の記事で、句句廼馳神(くくのちのかみ)やスサノオノミコト、饒速日命といった神々の繋がりを考察しました。 今回は、この「対」という視点に焦点を当て、句句廼馳…
移住したエリアに多い八坂神社の謎について↓
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なぜ中津市や宇佐市に八坂神社が多いのか? その背景にある牛頭天王信仰とは?
福岡県豊前市周辺の地域を巡る中で、京都では総本社が一箇所であるにもかかわらず、中津市や宇佐市、豊後高田市といった豊前地域に八坂神社が非常に多いという事実に気…
牛頭天王の本地仏は薬師如来。その薬師如来の霊場だった国東半島・六郷満山↓
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熊野磨崖仏に隠された「薬師如来」の謎:牛頭天王と消された信仰の系譜
今回は、大分県豊後高田市の熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)にある大日如来像が、当初は薬師如来として造立された可能性が高いという説に着目し、その背景に隠された古…
姫路と国東半島に共通する火の祭り「鬼会」と牛頭天王との関連とは?↓
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姫路と国東半島に共通する「鬼会」の謎【牛頭天王と荒神信仰】
日本の各地には、恐ろしい「鬼」の姿を借りて五穀豊穣や無病息災を祈る祭礼が伝わっています。 中でも、姫路(播磨国)と国東半島(豊前・豊後国)という遠く離れた地域…
「鬼会」でリンクする姫路になぜ牛頭天王の総本宮があるのか↓
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牛頭天王の総本宮「廣峯神社」が姫路に鎮座する謎:藤原氏(中臣氏)と龍神信仰の交点か?
疫病除けの神として知られる牛頭天王(ごずてんのう)の総本宮、廣峯神社(ひろみねじんじゃ)が、なぜ兵庫県姫路市というこの地に鎮座するのか、という疑問は、その信…
牛頭天王と他の謎をつなげる右三つ巴紋
これまで調べてきた「瀬織津姫、牛頭天王、水の神々、宇佐神宮」の謎は、一見バラバラに見えました。
しかし、国東半島の北端で見つけた「右三つ巴紋」という共通のマークが、それらすべてを繋ぎ、ある一つのストーリーが形成されていたのではないかと思っています。
その旅の記録を、当サイトの連載で公開しています。
牛頭天王の関連書籍
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数少ない牛頭天王の本「牛頭天王信仰の中世」
先月、移住元の北九州市に行った時、大型書籍販売店で見つけた「鈴木耕太郎著 牛頭天王信仰の中世」を購入しました。 「神でも仏でもなく、中世に突如顕われた牛頭天王…