古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、福岡県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
瀬織津姫が御祭神の神社リスト
*大森神社(合祀)
そばに「滑川」。
*甲波宿祢神社
〒370-1112 群馬県佐波郡玉村町下之宮甲524 火雷神社(下之宮)(境内社)
そばに「利根川」。
GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。
*荒祭神社
〒370-1103 群馬県佐波郡玉村町樋越412−4 神明宮(境内社)
参考書籍には「佐波郡玉村町大字樋越字神明1363」と記載。
GoogleMapのクチコミに「春鍬祭(はるくわまつり)天明八[1783]年の浅間山大噴火による降灰、泥流による洪水、天候不順が重なり、農作物の不作、飢饉で世情混乱しておりましたところ、当地の耕作者による田畑の復旧をもって始めたのが当祭の発端であります。春鍬祭はその年の豊作を予祝して行う田遊びの神事で、毎年2月11日に樋越神明宮で行われます。」と興味深い記載。
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参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)