先月、大変久しぶりに訪れた奈良で、北部九州でも見た意匠を沢山見ることができました。


そのうち、手向山八幡宮の門の手前で見た白山神社。

白山神社の屋根に刻まれた宇佐神宮と逆向きの紋「右三つ巴紋」を見て、浮かんだ神社があります。
それは国東半島の北端の伊美崎社です。


まだ新しく見える鳥居に「菊理媛命 伊美崎社」と刻まれていました。
菊理媛命といえば石川県が本拠地である白山神社の御祭神「白山比売神」と同一視されている女神です。
そんな伊美崎社を最初に見つけたのは、そのエリアの道の駅に立ち寄ろうと調べていたときです。
「あれ、こんなところに神社がある」
調べてみたらGoogleのレビューの投稿画像から、お賽銭箱に三つ巴紋が刻まれていたのが確認できました。
三つ巴紋といえば、宇佐神宮だろうかと思いましたが、よく見てみると向きが逆だったのです。
なぜ宇佐神宮と逆向きで、菊理媛命が祀られているのか不思議に思いました。
気になってもその答えが得られなかったので、以来、右三つ巴紋を追ってきました。

最近になって伊美崎社の御祭神が、「善神王」=武内宿禰であったことが分かりました。

その武内宿禰を祀っていた、福岡県の志賀海神社内の印鑰社。

印鑰社と名前が似ていると、手向山八幡宮の鑰取神社を訪ねてみて、その反対側に祀られていたのが白山神社です。

その白山神社の屋根に

右三つ巴紋が刻まれていた。
そして菊のような花と共に。
もちろんこれだけで何か関係があるとはいえないのですが、ただ、北部九州で見たものと同じものが、奈良東大寺の鎮守社「手向山八幡宮」にもあったことだけは確認できました。

