三重県鈴鹿市小田町に鎮座する、大御寶神社(おおみたからじんじゃ)。
瀬織津姫を祀る神社を調べているなかで、この神社の写真に目が留まりました。
本殿の前にあるという石灯籠。そこに刻まれていたのは、
「大寶天皇御神前」
という文字でした。
ほかにも文字が刻まれているようですが、写真からは読み取れません。
「大寶天皇」とは、どのような存在なのでしょうか。
調べてみても、現時点では、この刻字が何を意味するのか、はっきりしたことは分かりませんでした。
大御寶神社の御祭神
三重県神社庁の公開情報によると、大御寶神社の主祭神は建速須佐之男命。
配祀神として、道反大神、久那斗神、八衢比古神、八衢比売神、宇迦之魂神、木花咲耶比売命のほか、瀬織津比売命、速佐須良比売命が記されています。
また、神社の由緒には、明治41年(1908年)に和泉の川俣神社へ合祀され、昭和23年(1948年)に氏子の総意によって元の社地に分祀されたとあります。
現在の祭神や由緒は確認できますが、石灯籠の「大寶天皇御神前」という文字が、いつ、どのような経緯で刻まれたものなのかは分かりません。
まだ分からないこと
石灯籠の刻字は、現在の祭神の記録とは別に、かつてこの場所でどのような信仰が営まれていたのかを考える手がかりになるかもしれません。
ただし、「大寶天皇」が何を指すのか、現在の御祭神と関係があるのか、今ある情報だけでは判断できません。
石灯籠が造られた年代や、奉納した人の名前、ほかの地域に同じ文字が残っているかどうか。そうしたことが分かれば、見えてくるものもあるかもしれません。
今はまず、ここに「大寶天皇御神前」と刻まれていることを記録しておきます。
分からないことは、分からないままに。
いつか別の場所で同じ文字に出会ったとき、この記録を思い出すことがあるかもしれません。
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