長野県の瀬織津姫を祭る神社を調べています。
そのなかで気になったのが、笹焼神社、そして笹焼大明神という名前です。
長野県千曲市の群笹焼神社では、瀬織津姫命を祭神としています。
神社の由緒には、笹焼という名称について、いくつかの伝承が記されています。
古代、笹や藪を焼き払って農地を開いたことから、開拓の神ではないかという説。
また、武水別神社の新嘗祭で使われた遙拝所を、祭りの後に集めて焼いたことに由来するという伝承もあります。
一方、長野市の柳原神社は、かつて諏訪大明神、笹焼大明神と呼ばれていたといいます。
こちらには、善光寺の掃除で使った笹などを焼く習俗に由来するという説明も残されています。
さらに、筑北村の修那羅山には、「ささやき明神」と呼ばれる石神もあるそうです。
笹焼、笹焼大明神、ささやき明神。
似た名前が、長野県内の異なる場所に残っています。
ただし、それぞれの神が同じ由来を持つのか、同じ神を指しているのかは、まだ分かりません。
瀬織津姫を祭る神社がある一方で、諏訪大明神の名とともに伝えられている神社もある。
また、笹焼を開拓の神とする説もあります。
これらの記述を並べてみると、笹焼大明神とは、いったいどのような神だったのだろうと思います。
古くから長野の土地で信仰されてきた神なのか。
地域によって異なる神の由緒が、同じような名前で伝えられてきたのか。
今の段階では、まだ判断できません。
まずは、笹焼という名前が現れる場所と、そこに伝わる由緒を記録しておきます。
瀬織津姫の神社を調べるなかで出会った、もう一つの気になる神です。
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