大山咋神と大山津見神、大山祇神。名前の似た山の神は同じ神なのか

no image 豊のくにあと
  • URLをコピーしました!

神社の御祭神を調べていると、「大山咋神」「大山津見神」「大山祇神」という名前を見かけることがあります。

どれも「おおやま」から始まり、山に関係する神として紹介されることも多いため、同じ神なのか、それとも別の神なのか、分かりにくいと感じる人もいるのではないでしょうか。

実は、この三つの神名は、すべて同じものではありません。

まず、大山津見神と大山祇神は、基本的に同じ神を指す表記の違いです。一方、大山咋神は、古事記の系譜では別の神として登場します。

今回は、それぞれの神の違いを整理してみます。

目次

大山津見神と大山祇神

大山津見神(おおやまつみのかみ)は、『古事記』の神生みの場面に登場する山の神です。

伊邪那岐命と伊邪那美命によって生まれた神で、天孫降臨の段では、娘の石長比売と木花之佐久夜毘売が登場します。

また、須佐之男命が八俣の大蛇を退治する話に出てくる足名椎・手名椎も、大山津見神の子とされています。

この神は『日本書紀』では「大山祇神」と表記されます。

つまり、大山津見神と大山祇神は、基本的には同じ神を指しています。

神社では「大山積神」と表記される場合もあります。愛媛県今治市の大山祇神社では、神社名を「大山祇神社」、御祭神名を「大山積神」としています。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ぶぜんノートのアバター ぶぜんノート フォトライター

豊のくにあと運営者。
福岡県と大分県の県境エリアで活動しているフォトライターです。
活動エリアは、北九州から東〜中津〜宇佐〜国東半島の北西部。
地域の古い痕跡を歩いて探し、歴史サイト「豊のくにあと」を運営しています。

古民家図書館TSUDURI主宰

気になったもの

神社や地域を歩き、調べるなかで気になったものを記録しています。
右三つ巴紋、鬼、菊、御祭神など気になったものをまとめたページはこちらから。

地図から見えてきたこと

宮地嶽神社、宇佐神宮、高良大社。
訪ねた場所を地図に置いてみると、そこにひとつの形が見えてきました。

考察について

当サイトでは、現地での観察や文献資料をもとに、歴史について考察しています。

記事には、確認できた事実のほか、複数の事例から見えてきたことや、現時点では確かめられていない仮説も含まれます。

事実と考察を区別しながら記録していますが、すべての仮説が歴史的に裏付けられているわけではありません。

ひとつの視点、ひとつの問いとしてお読みいただければ幸いです。

目次