中津市三光田口。八面山の北西側、金色集落に金色妙見宮がある。
大分合同新聞の2026年5月8日付の記事によると、金色妙見宮は急勾配の参道を約150メートル上った先の岩窟にあり、半円形の板張りの拝殿と神殿が設けられている。
かつては山伏が修行していた場所の一つで、八面山の峰入り行事にも使われていたという。
また、本殿からは山岳信仰の対象である八面山を望むことができた。
しかし、周囲の木々が成長し、いつの頃からか山の姿が見えなくなっていた。
2025年末、三光の里山保全活動を行う若者有志グループ「里のこまご」が地元住民と協力し、参道の大木を伐採。クラウドファンディングで集めた資金を活用して、再び八面山を望める眺望を取り戻した。
山を拝む場所
金色妙見宮について、現在公開されている情報は多くない。
創建の時期や、妙見がどのような経緯でこの場所に祀られるようになったのか、詳しいことは分かっていない。
ただ、新聞記事からは、この場所が八面山を拝む場所として使われていたこと、そして山伏の修行や峰入り行事と関わっていたことが分かる。
妙見宮という名前を持ちながら、山岳信仰とも関係する場所。
その境内から八面山を望むことができたという話も興味深い。
八面山と妙見信仰
八面山には、金色妙見宮のほかにも、山に向かう「蠻大神」の石碑や、菊の花をあしらった石祠がある。

それぞれの由来は、まだ確認できていない。
また、妙見信仰について調べていくと、北極星・北斗七星への信仰だけでなく、海上安全や水神としての信仰が各地に残されていることも分かってきた。
熊本県八代市の妙見信仰では、海を鎮める霊験が重視されていたという。
一方、八面山の金色妙見宮では、山岳信仰との関わりが見えてくる。
同じ妙見という名前を持つ信仰が、土地ごとにどのような形で受け継がれてきたのだろう。
金色妙見宮については、まだ分からないことが多い。
これから現地を訪ね、山との位置関係や境内の様子を、自分の目で確かめてみたい。
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