豊後高田市にある生目神社。
神社の画像を見ていて、ふと気になるものがありました。
社殿に見られた、左二つ巴紋です。
なぜ三つではなく、二つなのだろう。
生目という名前から、もしかすると「目」を表しているのだろうか。そんなことを考えました。
平景清と生目神社
生目神社には、平景清にまつわる伝承が残されています。
平景清は、源平合戦で知られる平氏の武将です。伝承では、景清の目にまつわる出来事が、生目信仰の由来として語られています。
ただし、現在伝わる景清の伝承が、そのまま神社の始まりを示しているとは限りません。
もともとは別の信仰の場があり、後に景清の伝承と結びついた可能性も考えられます。
豊後高田市の生目神社についても、社殿が建てられる以前の信仰の姿は、まだ分からないことがあります。
久留米にもあった、生目八幡宮
そこで思い出したのが、久留米市山本町耳納にある生目八幡宮(活眼神社)です。
こちらも平景清にまつわる伝承があり、社殿には左二つ巴紋の幕が掛けられていました。
二つの生目神社に、景清の伝承と左二つ巴紋。
離れた場所にある神社ですが、共通するものが見つかりました。
阿形と吽形、そして左右の三つ巴紋
久留米の生目八幡宮では、もうひとつ気になっていたものがあります。
社殿の屋根に施された装飾です。
社殿に向かって右上には、阿形の狛犬と右三つ巴紋。
左上には、吽形の狛犬と左三つ巴紋がありました。
阿形と吽形が対照に、右三つ巴と左三つ巴も左右に配置されています。
それぞれがどのような意味を持つのかは、まだ分かりません。
ただ、左右の狛犬と巴紋が組み合わされていることが印象に残っています。
二つ巴と三つ巴
今回、二つの生目神社を見比べて、あらためて気になったのが巴紋です。
豊後高田の生目神社と、久留米の生目八幡宮に見られた左二つ巴紋。
そして久留米の社殿にあった、右三つ巴と左三つ巴の組み合わせ。
二つ巴は「目」を表しているのだろうか。
阿形と右三つ巴、吽形と左三つ巴には、何か対応する意味があるのだろうか。
今のところ、答えはありませんが、平景清の伝承が伝わる二つの生目神社。その社殿に残された紋や装飾を、もう少し見ていきたいと思います。
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