皿倉山とは・表登山道とは
帆柱山系の最高峰は皿倉山である。帆柱ケーブルカーとリフトを乗り継げば約10分程で山頂に着ける。皿倉山は北九州市のほぼ中央に位置し、山頂からは展開する100万都市の町並みや、八幡製鉄所をはじめとする北九州重工業地帯の活力ある景色はすばらしい一言に尽きる。
遠くは由布岳・英彦山・姫島・沖の島なども遠望でき、100億ドルの夜景は新日本三大夜景の名に選ばれるなど、360度に展開する視界は何度訪れてもその都度新鮮な感動を味わえる山である。
山頂にはNHKをはじめ民放各社の通信施設が林立し、電波の送受信基地として重要な山であり、市内のどこからでも鉄塔の様子から皿倉山だとすぐにわかる。
皿倉山の名前の由来は、神功皇后が当山に登られ遥かな国々を眺望した箇所を「国見岩」と呼び、山麓にたどり着いた時には「更に暮れた」として「更暮山」の名の起こりを説く。
皿倉山ビジターセンターホームページより
http://www.hobashira-aigo.jp/1_hobasira/yama/sarakura.html
皿倉山は夜景で有名な山。
広い駐車場や公共トイレ、登山者の休憩場所であるビジターセンター、展望台、ケーブルカーなどとても整備されている。
登山のルートもいくつかあって、初心者・中級者・上級者コースと揃い、今回登った皿倉表登山道は初心者コース。
ほぼ舗装道を進んでいけることは、何回か下見を兼ねて、確認していた。
傾斜がゆるやかな木陰の道
以前、豊前の求菩提山に登って鬼の石段を登った時はかなり傾斜があって、舗装された道はほとんどない自然の道を歩いてきた。
皿倉山も中級者・上級者コースはそのような道も多いようだけど、表登山道は基本舗装された道で傾斜もゆるやか。
これなら小学校中学年の娘でも登れそうだと思った。
(この日は結局留守番を選び、私単独での登山になった。子供が一緒だったら帰りはケーブルカーにしたと思う)

こんな道が続くが単調ではなく、どんどん景色や植物相が変わっていくし、見どころもたくさんあるので飽きない。

前日まで雨が降っていたせいか川の水がいつもより多めで、流れる水の音が響く。

木漏れ日に鳥の鳴き声が心地よい。

登りながら山頂がたまに見える。鉄塔が目印。

たまにベンチも。ここでは先客が。

ヤモリ?

帆柱15景と呼ばれる見どころが続く。

帆柱15景のひとつ、大扇望。

帆柱15景のひとつ、達磨岩。右上の巨石。

巨石のほか、巨木も様々。

神々しい、といった表現が似合いそうな巨木。
皿倉山ビジターセンター到着

特に迷うことなく、無料休憩所「皿倉山ビジターセンター」に到着し、木陰のベンチで休憩。
飲み物の自動販売機もトイレもあった。
ビジターセンターはオープンしていて、入場前に体温のチェックあり。
いつもはポットにお湯が用意されているそうだがコロナのため今は出されていなかった。
ここでいつかカップラーメン食べたりコーヒー飲んでみたい。

ビジターセンターからあと少しで山頂へ。

紫陽花があちこちで咲いていた。
山頂に到着

見晴らしのよい展望台へ。

少しもやはかかっていたが、海のほうまで見えて島が見えた。

小倉南区の平尾台も見えた。
しっかり景色を楽しんだ後、ケーブルカーに乗ろうか迷ったが、降りる景色も楽しいだろうと歩いて降りたが正解だったと思う。
気になる歴史

今回の登山で見た巨石に巨木、最近登った権現山も上宮は巨石の上にあり、大分県中津市の八面山の頂上と同じ雰囲気だった。
皿倉山は頂上付近は祭祀遺跡があったと何かのサイトで見た覚えがある。
その祭祀遺跡とはいつの時代のどんなものだったのか。

また2合目手間の大師樅の看板には「北九州大水害以前は小さな滝と小さな寺、不動明王の石像あり」と。
そしてその右側には祈願塔八十八ヶ所お砂踏場。
四国八十八ケ所霊場各札所の砂が埋められ、お砂を踏みながらお詣りしすることで、四国でなくてもお遍路と同じご利益が得られるもの。
これについては何の説明書きもない。
皿倉山自体は修験道で有名な英彦山の峰入りのルートに入っていたと聞くがそれについても情報は見当たらなかった。
もっと情報が残っていないものだろうか。

「昭和九年 祈願大師」とあるが、ネットで調べてもほとんど情報は見つからなかった。
唯一見つけた手がかりは、平成25年八幡図書館発行の郷土資料案内の民話の頁。
「ふるさと〝やはた″ 第2集 子どものための郷土(ふるさと)民話」の中に「忘れられた皿倉山祈願塔」と項目名だけ。
内容は分からず、中古本も無い。
市立図書館で蔵書されていたのでいずれ見に行こうと思っている。



