【豊のくにあと歴史の謎:連載】ひとことしか歴史が伝えられていない海の洞窟「行者洞穴」

ひとことしか歴史が伝えられていない天然記念物の史跡「行者洞穴」
  • URLをコピーしました!

右三つ巴紋を手がかりに、国東半島のなかを巡るようになっていましたが、元々行ったことがある場所にも再び訪れてみました。

そういえば、あの場所も何か気になる。

何か見つかるかもしれないと。

ひとことしか歴史が伝えられていない天然記念物の史跡「行者洞穴」
長崎鼻 行者洞穴

そんな流れのなか訪れたのが、国東半島にある長崎鼻でした。

長崎鼻は国東半島の北端にある岬。

そこには珍しい海蝕洞窟「行者洞穴」があるのです。

キャンプ場の一角にひっそりと。
よく見なければ見過ごしてしまいそうなほど。

ひとことしか歴史が伝えられていない天然記念物の史跡「行者洞穴」
長崎鼻 行者洞穴

階段をくだっていくと、お堂が小さく見えるほど、ぽっかりと大きく開けた空間。

ひとことしか歴史が伝えられていない天然記念物の史跡「行者洞穴」

長い時間をかけて風化、水食された洞窟の向こう側は海。

かつてこの場所は、修験者の修業の場だったとだけ伝わります。

色々調べたけど、歴史の専門家にも尋ねてみても、歴史のことはそれぐらいしか分からない。

「こんなにすごい場所なのに、なぜ歴史が分からないのだろう?」

それからだいぶ後になって、このエリアで、宇佐神宮と深い関わりを持つ神社や、右三つ巴紋を見つけました。
けれど、このときはまだ、何も分かっていませんでした。

海と岩と木の、不思議な場所。

古代の人たちがここを見て、何も思わなかったはずはないと、今なら理解できるのに。

目次

この連載の記事を読む

  1. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】宗像大社から始まった不思議な旅。無関係と思っていた「点」をつなぐ道の起点
     
  2. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】移住した旧豊前エリアで浮かび上がるいくつもの謎。つながるようで、つながらない右三つ巴紋がやはり鍵か
     
  3. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】読者からの情報提供で得た「牛頭天王」の謎を追うと天照大神の荒魂・水の女神「瀬織津姫」に行き着いた
     
  4. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】勝者に消された歴史がある?_出雲王国の口頭伝承が伝えられた本、実際に消された跡を見て
     
  5. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】右三つ巴紋を頼りに「消された」「変えられた」跡を拾い集めていくと新たな謎につながっていく
     
  6. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】天念寺で見た、海の模様
     
  7. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】応利山で見つけた小さな祠
     
  8. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】馬城山で見た、山に向かう海の神
     
  9. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】熊野が、国東半島にある
     
  10. 【豊のくにあと歴史の謎:連載】ひとことしか歴史が伝えられていない天然記念物の史跡「行者洞穴」

    (連載中)

深く読みたい方は

豊のくにあとの内容を深く読むには
→ 歴史の謎の記事をまとめて読む

写真と記録は、ZINEとして紙媒体に残しています。
→ ZINE一覧はこちら

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2021年より豊前市を拠点に活動。
写真と文章で表現と記録の間のようなこと。北部九州を中心に、「山の中の『海』」「宇佐神宮と逆向きの三つ巴紋」など、気づかれにくい痕跡を辿っています。ローカルメディア「豊のくにあと」 と古民家図書館TSUDURIを運営。たまにセミナーやイベント。

免責事項とお願い

当サイトの記事の考察は、史書に基づかない推察を含みます。あくまで一つの仮説としてお楽しみください。

目次