今年の5月に、気になっていた法鏡寺エリアの貴船神社に行きました。
以前、同じ宇佐市内、下拝田の貴船神社に行ったとき、私が探している右三つ巴紋などを見つけていて。

下拝田の貴船神社近くには法隆寺と同じ時期、白鳳時代に建てられたという「虚空蔵寺」の跡があったのです。
法鏡寺貴船神社の近くにも、白鳳期の古代寺院跡「法鏡寺」の跡があるというので、また何か見つかるのではないかと思っていました。
貴船神社(法鏡寺)へ

道路側に鳥居が一基、さらに奥に鳥居がもう一基あります。
私はなんとなくこれが一般的とばかり思っていたのですが、今年、近畿からこちらに来た方から「鳥居が二基あるのは、九州では普通なのですか?」と聞かれました。

入口近くの石灯籠の火袋の部分には、宇佐神宮と同じ向きの「左三つ巴紋」が刻まれていました。

鳥居の扁額は「貴舩神社」。

参道を進むと、ひときわ社殿右の木の大きさが際立ちます。
境内の隅に寄せられた瓦に気になる紋様

境内に入ってすぐの石灯籠に、また左三つ巴紋。
ただこの石灯籠、まだ新しいように見えました。

さらに進んでみると、木の奥の地面に何かあります。

鬼瓦、花のような紋様が刻まれた瓦の一部。埋まっているものもあります。

この花の形。
よく見ると、神宮などの菊の御紋より中央の丸い部分が大きいように見えました。
菊ではなく仏教に関連する蓮華紋ではないかという考察については別の記事にまとめました。


並んで埋まっていた瓦の先の丸い部分に注目です。

こちらは先程の石灯籠と違う向き、「右三つ巴紋」です。
下拝田の貴船神社と同じ向きのもの。

石祠があるあたりにも、古い瓦やその一部が置かれていました。
そのうち、気になるものがありました。

シャチホコです。
下拝田の貴船神社にもシャチホコがありました。
そしてシャチホコといえば「一対」ですが、片割れの姿が見当たりません。
石祠群・本殿エリア

時代を感じる石祠が並びます。

石祠の奥に狛犬、本殿、石祠も見えます。

本殿を守る阿形の狛犬。

本殿の右側に、何かが置かれています。

おそらくシャチホコではないでしょうか。
先ほどの片割れの。
シャチホコは姿は魚で頭は龍あるいは虎といわれる想像上の動物です。
火難除けに屋根に置かれますが、なぜここに。

先ほどと反対側の狛犬。口を閉じた吽形です。

狛犬の奥にはまた石祠が並びます。

石祠のなかには花の彫刻が刻まれたものもありました。
この花の彫刻は、以前宇佐市下高の恵比須神社や、豊後高田市の古墳上などでも見ました。



石祠の前には石灯籠。
笠や火袋が残っていないもの、そのまま置かれています。

火袋の部分だけ、他とは素材が違っているように見える石灯籠もありました。
経年劣化で崩れてしまったのか、それとも何かほかの理由があるのかは分かりません。
法鏡寺跡へ

神楽殿がある神社です。

屋根を見てみると、まだ新しい屋根にも三つ巴紋が刻まれていました。

よく見ると、屋根の一番上のほうに、左右違う向きの三つ巴紋。
私はこの向きの違いに、何か理由があるのではないかと、北部九州の神社を辿っています。

ここで貴船神社の散策は終わり。
ここから法鏡寺跡へ向かいました。

法鏡寺 貴船神社のアクセス
〒879-0454 大分県宇佐市法鏡寺



