宇佐神宮や六郷満山に関わるエリアを巡っていると、ある疑問に突き当たりました。
それは、一対の男神と女神の痕跡です。
この仮説を頭に置いて、豊前やその周辺地域を巡る旅を続けていると、不思議と「やはり何かあるのではないか?」と思わせる痕跡が、石灯籠や地元の伝承といった形で目に飛び込んできます。
この記事では、愛媛県の日尾八幡神社で見た二種類の石灯籠から浮かび上がった、古代の祭祀のかたちについて考えてみます。
石灯籠の形を見ていて浮かんだ疑問



愛媛県を旅した時に立ち寄った日尾八幡神社。
そこに立ち並ぶ石灯籠は二種類ありました。
ひとつめは「春日灯籠(竿が円柱形)」ふたつめは四角錐の笠をした石灯籠(竿が四角形)。
石灯籠は奈良時代に仏教とともに日本に伝わり、燭台として使われるほか、神仏への供養として献じられる供物の一種だったようです。
石灯籠の形状が示す神格の考察
古い専門書や図鑑の情報は少ないものの、それぞれの石灯籠の形状から、以下のような連想が浮かび上がりました。
もし、四角錐の灯籠(男神?)と春日灯籠(女神?)が一対で並べられていた場合、それはかつての神社が男神と女神の一対の信仰を祀っていたことを示す痕跡の可能性はないかと考えました。
| 石灯籠の形状 | 図鑑での名称 | 連想される仮説 |
| 春日灯籠(円柱形) | 「春日燈籠」(一部では「祓戸型」とも) | 女神(祓い、水)の神格を示す可能性。 |
| 四角錐の笠(四角形) | 「神明形」 | 男神(天照大神、金毘羅など)の神格を示す可能性。 |

図鑑で「神明形」とされる四角錐の笠をした灯籠は、天照大神が祀られる神社の名前と結びつきます。また、これが各地に残る「金毘羅燈籠」と同じ形であるという事実は興味深い点です。
現時点では資料が少ないため、あくまで目で見たものからの仮説にすぎません。
ですが、今後、観察の数が増えれば、また何か見つかるかもしれません。
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